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不滅のあなたへのことを語る

最高。近年いち推し漫画。

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通勤電車の中で考えるのことを語る

ひさしぶりの出社。ずっと在宅勤務だった。

「表現の不自由」展関連で国があいちトリエンナーレに補助金を全額を交付しないことを決めた。これは本当に将来、決定的な影響を残す事件だ。これが是とされるなら、多くのアーティストやキュレーターが補助金不交付をおそれて、最大の政治勢力に迎合した作品制作や展示ばかりをますます行うことになるだろう。これからは、芸術作品を通じて、もしくはそれをきっかけに、異なる考えを持つ他者と、時間や場所を超えて対話するための場所を提供するという美術館の役割のひとつはもはや果たされない。美術館は販路か美のプロパガン…[全文を見る]

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おはようのことを語る

私のことをこれまで何度か軽蔑的な意味で「学者」と呼んでいた上司が昨日、私を嘲笑的な意味で「主婦」と呼んだので、身の振り方を考えようかな。安月給をいただきつつ博士号持ちのリサーチ力と文章構成力でほぼ前例なしの分野における新規顧客開拓に貢献した私を評価しないのは結構だが、学者も主婦もなめんなよ! あ、おはよう。

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ログインのことを語る

ログインしました。私はイーグル id:sognante です。ドッドッドリフの言っとこう。

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ログインのことを語る

ログインしました。私は初代 id:sognante です。****に疲れた? それなら一本言っとこう。

おひさしゅうございます。

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COVID-19のことを語る

>> id:Talkiyan_Honin_Jai 東京の大手多言語翻訳会社で正規雇用、各種福利厚生付き(退職金あり)の中日/日中翻訳者なら、私が以前勤めていた会社がつい最近まで探していて、その後見つかったという話を聞いていないので、ひょっとするとご紹介できるかもしれません(ちなみに英日もできれば尚可と思われます)。必要であれば人事の知人に連絡とってみますのでご相談ください。あちらにニーズがあれば、今ならすぐリモートワーク可能かも? 少なくとも元同僚たちは元上司含めて現在全員リモートワーク中だと言っていたので。

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日記のことを語る

2019/7/1
『君の名は。』は震災文学批判において絶対に看過できない作品だ。私は遅ればせながらゆうべ初めて観て、そのように強く認識した。本作においては、ある一個の地域共同体の破滅を回避する最終手段として、政治の力が登場する。ところがその最終手段を握る政治家を動かしたものは、政治的なものではまったくない。主人公2人は政治家の娘の身体で一度ずつ説得を試みるが、一度目は言葉でその政治家を動かせず暴力に訴えかけてしまう。このとき政治家は自らに語りかける相手の精神が娘本人ではないことを察知し、「誰だ」と問うている。二度目は言葉で政治家を動かし…[全文を見る]

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日記のことを語る

2019/11/15
最近、仕事と家庭以外では言葉を失いつつある。
いまの政治、社会、文化にはひたすらに暗い気持ちしか抱いていない。何か言おうとしてはやめる。FBにも書き込みかけては消している。ドアを後ろ手に閉めて、個人的な生活と精神を守ることだけで必死になっている。
転職活動をしている。翻訳会社1つで3次選考へ、もう1つで2次選考へ進んでいる。本音をいうとできればベンダーではなくてメーカーの社内翻訳者になりたいが、それには足りないものがあるらしく、実際メーカー2社で落とされた。たぶん1社では若さまたは起業家精神が、もう1社では英語のスピーキング能…[全文を見る]

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日記のことを語る

2019/12/26

父親になる前は、フェミニズムは私にとって選択肢だった。誰よりもまず、パートナーとともに歩む自分自身のために選択したほうがよい正義だった。逆に言えば「降りる」こともできる何かだった。

だが父親になると、フェミニズムが指摘するさまざまな問題は圧倒的現実として本当に自分自身の視界の至るところに現象しており、その敵は私自身の個人的内面から、家庭、職場、社会、市場、国家、世界までのすべてのレベルをどこにも逃げ場なく支配していることがますます明らかになった。とくに家事、出産、育児のことを考えると、そうした無賃労働を女性に押し付…[全文を見る]

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日記のことを語る

2020/1/18
最終出社まで1週間。今日も仕事の引き継ぎのために後任の翻訳者の訳文を校正していた。翻訳対象は、ジェンダーフルイディティを擁護するファッションブランドが新しいメンズコレクションを発表したことに関する記事。当然、コレクションのテーマはマスキュリニティを多元化すること。メンズウェアをまとってランウェイを闊歩するモデルたちの中に、男性ばかりでなく女性も、どっちかわからない人もいるうえに、ときどきこれはどう見てもウィメンズだよねっていうウェアも登場する。これはフェミニズムの視点に立つことが必須だなと思って後任者の訳文を見ると、パ…[全文を見る]

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日記のことを語る

2020/4/27

fishmansの音楽がなぜかふたたび肌に合うようになった。私が今抱えている孤独と諦念に、ぴったりと。ぼうっとして、楽になる。

妻子は3月なかばより、地方の山奥にある妻の実家へ疎開している。
私だけが東京に残って在宅勤務を続けている。リモートワークなのであれば、別に東京にとどまる必要はない? 確かにそうだが、まず、私は無症状の感染者でないという確証が当時なかった。なぜなら私は在宅勤務への移行前、外国人客がたくさん利用している路線を通勤に使っていたからだ。ここで思い出されるのはイタリア北部の事例だ。都市閉鎖の直前にたくさんの若者…[全文を見る]

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日記のことを語る

2020/4/1
メモ

1. 経済における新型コロナショックの流れ

1.1 供給ショック
・すでに起きた。
・国際的なサプライチェーンが混乱し、中間財や最終財が不足。例えば、自動車メーカーが中国などから部品を調達できなくなったので、国内大手の組立工場が操業停止。同じことがほかの業界でも幅広く起きている。

1.2 需要ショック
・今起きている。
・例えば組立工場はひとつ部品を調達できないだけで製造ライン全体を停止する。このため国内の中小企業から供給されていて在庫もまだ豊富にある部品への需要までもが急減する(中間財の需要減)。
・一般家庭ははじめ必需品を買…[全文を見る]

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日記のことを語る

2020/4/15
歴史修正主義者は、過去を改ざんすることにためらいなど感じない。果たしてそんな人々に占められた政府が、現在をも偽らないということがあるだろうか? 歴史を書き換える政府は、公文書、領収証、各種統計の数値と解釈、言葉の辞書的な意味にまで手を加えていく。そして「われわれはかつても今も、いかなる落ち度もない」と言い張る。だが、たとえ国民の大多数が政府のいうとおりに黒を白だと信じ込んでしまったとしても、現実には黒は黒のままである。そうした人々は、白を見ているのだと思い込みながら、黒に囲まれて愚かなまま死んでいく。国はこんなにも安全で幸福だと言われているのに、どうして自分たちが衰えて死んでいくのか理解できず、いや、ことによると自分たちが衰えて死んでいっていることそのものすら自覚できない。

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日記のことを語る

2019/11/18

No estamos todas. *

これほどまでに力強く簡潔に連帯と孤立を表現する言葉を、私は自分の「母語」である日本語の中にまだ見つけられていない。英訳でさえうまくそれを表現できない。We are not all here. 英語でそう書いたとたんに、語り手からジェンダーが欠落する。主語は一人称女性複数なのだ。つまりこれは彼女たちの発話である。

原語に比べるとはるかに歯切れが悪いが、せめて意味を正確に書き止めておくなら、ここにいる私たち女性はこれで全員ではない、と訳せる。そう彼女たちは語り、そして続ける。No estamos todas, nos falta María. ここにい…[全文を見る]

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いいかい坊やのことを語る

いいかい坊や、「女性の活躍」が本当は経営者男性による「(労働市場で安く買い叩かれている労働力商品としての)女性の活用」でないかどうか、また「生産性向上」が本当は10時間以上かかる仕事を8時間以内に終わらせるように強いて残業手当を出さないことでないかどうか、君はその小さな目をいつもよく光らせていないといけないよ。

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いいかい坊やのことを語る

いいかい坊や、首相が「ルイ14世」を「ルイ16世」と聞き間違えたのは、無意識に自分が裁かれる恐怖を抱いているからだよ。この恐怖は非常に強く持続しており、彼が定年延長を違法に閣議決定して検察への影響力を拡大しようとしたときも、また三権分立が問題にされている中で彼が気色ばんで「自分は民主的に選ばれた」とズレた反論をしたときも、常に彼の意識を捉えて離さなかったのだよ。坊やも、無意識に突き動かされて女性の先生や恋人を「お母さん」と呼んだりしないように気をつけようね。

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COVID-19のことを語る

https://iss.it/primo-piano/-/asset_publisher/o4oGR9qmvUz9/content/id/5422725
イタリア高等衛生研究所(ISS)による下水調査 - SARS-CoV-2は2019年12月にはすでにミラノおよびトリノに存在していた

(2020年6月18日ISS発表) 2019年12月のミラノおよびトリノの下水の中に、SARS-CoV-2ウイルスの痕跡がすでにあった。この事実は、高等衛生研究所が現在論文公表の準備を進めている調査において、イタリアで新型コロナウイルス感染症が確認されるよりも前に収集された下水の解析を通じて、明らかになった。イタリア北部の都市中心部にある下水処理施設で採取されたサンプ…[全文を見る]

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日記のことを語る

2020/6/22
米国系企業ではBLM運動を受けて、白人の経営幹部が、6月19日(奴隷解放記念日)を祝うメッセージや人種差別への抗議を支持する宣言を、米国拠点ばかりでなく世界中の現地法人にも送ったり、社内の人種差別と是正策について話し合うため社員なら誰でも参加できるオンライン会議を設けたりしている。最近そういうものをいくつも訳したし、私の勤務先も例外ではない。
たとえ真の目的が人権尊重というよりむしろ従業員満足度の低下防止や企業のブランド評価の維持にあったとしても、それでも何かが変わるはずだ、変わってほしい、変われ、という予感と期待と願望が湧…[全文を見る]

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翻訳のことを語る

仕事で翻訳対象にsocial distancingという用語が登場したらクライアントに指示されていない限り「ソーシャルディスタンシング」とせず「一定の対人距離の確保」「人と一定の距離を取る」などとするようにしている。確かにこのsocialは、同一世帯で生活を共にしているのではない他者との関係性を含意しているのかもしれないので、明示的に訳語に反映したくなる気持ちも理解はできる。でも「社会的距離の確保」とすると、逆にまるで従来の対人距離は「社会的距離」ではなかったかまたは確保されていなかったかのようであり、いわば今回はじめて人と人の間に社会が生まれたかの…[全文を見る]

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翻訳のことを語る

2010年代なかばに実用化されたニューラル機械翻訳(NMT)は、それ以前の統計ベースの機械翻訳(SMT)に比べて、とくに英日翻訳では、確かに流暢さが飛躍的に向上しているが、そのぶん英文をきちんと読まなければ和文の誤りに気づきにくくなっている。
実際、以前とある新聞が大坂なおみ選手の発言をまったく逆の意味に和訳して報道したことで問題になったとき、私が試しに大坂選手のもとの発言(英文)をGoogle翻訳にかけてみたところ、その誤訳にかなり近い結果が得られた。おそらく英語に自信がない記者が記者会見場からいち早く記事を出そうとして、人間の翻訳者に依頼せ…[全文を見る]