ふと今しているすべての仕事を投げ出して、インディ映画をつくる人になってしまおうかと思った。ぼくはもともとアート系の人なのに、ものすごく堅く、面倒な仕事をしているのだ。とは言え、自分ができて、したいことは、おそらく脚本を書き、演出することだけである。どっちにしろ、ぼくは物語を書いて、世界をつくり出したいのだ。だったら、いま目の前にある仕事こそが、まさにそれなんじゃないか?で、終わったら、丸一日ミニシアターをハシゴして、単館系映画を観るのだ。美味しいスペイン料理も食べるのだ。そうしよう。そうするのだ。
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「オッサンになると、筋肉疲労は翌々日にやってくるんだ」と身を持って体感。12Kgの荷物を背負って崖を登り降りする、流速8〜10km/hの激流を必死で漕ぐ、流されて必死で再乗船する、流速8〜10kmの流れを受けつつ5kgのパックラフトを担いで帰ってくる。その全部が非日常的な動きなので、全身疲労がハンパない。もっと日常的にトレーニングをしないといけないなあと思ったのでした。
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仕事帰りに、いつか川下りしたい本流のいくつかのポイントを見て周った。濁りはないものの、川は約0.5〜1m増水していて、川幅は100m、深さは0.6〜3m、水温20度以上だった。しかし、昨日の経験から「流速」という概念を覚えて、流速8〜10km/h(歩行速度の2倍)と計算して震えた。ぼくのパックラフトは世界最速と言われるモデルだけど、静水での最高スピードは5km/hで、流速4kmでも風のように速くなる。世界水泳の最高スピードでも8.9km/hなので、流速8〜10kmがいかほどのものか分かるだろう。たぶん太ももまで入ると、流されると思った。ただ3m近くある葦の林道を抜けて、辿りついた川は原野そのもので気持ちよかった。直近の150年を除けば、人類の歴史の大半はこういう原野のそばで営まれてきたのだった。
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台風が過ぎ去ってから5日。今日は一年で最高の川下り日和だと考えて、いつもの川へ行った。予想は当たっていて、恐ろしく澄んだ水が流れていた。増水量50cm。これなら川底に引っかかることなく、本流まで下っていける。と、岸を蹴って、30秒後。荒々しい波に舟ごとふっ飛ばされた。流されつつ、フネにしがみつき、何とか再乗船した。いつもなら静水域で寝転がったり、舟の漕行性能を試したり、ダラダラ下るんだけど、必死で流れを読んでゴールまで漕いだ。また、いつもは下った川を半分近く逆槽して戻るんだけど、舟を担いでスタート地点まで戻った。何度となく漕いできた川だけれど、まるで別の川のようだった。そもそもスタート地点の川原も1.5mくらい高い台地になっていたのだった。というわけで、今日も川の怖さを知るいい機会になった。本流に乗って河口まで行くには、かなりのレベルアップが必要なのだ。
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久しぶりに、夜なべをして、仕事が完了。で、一昨日、鈴木英人さんの話をしてて、ついでに大瀧詠一のジャケの永井博さんの作品を見てたら、より抽象度が高くて、すげーなと思った。でも、こういう抽象と具体の中間にある画家でぼくが一番好きなのは、やはりエドワード・ホッパーではないかと改めて思った。エドワード・ホッパーの作品で描かれている人々はみんな何か虚空のようなものを眺めている気がする。町の灯りも、太陽の光も、みんな寂しげで哀愁が漂っている。場所はアメリカだけれど、どこかでそこらへんの近所で見たことがある何かについて描かれた絵がぼくは好きなんだよなあと思ったのでした。おやすみなさい。
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お昼の投稿で、山下達郎さんのことを書いたので、「そうだ、やまたつ、聴こう」と思って、AppleMusicを探したんだけれど、山下達郎さんはストリーミングにほぼ楽曲提供をしていない方だった。ぼくは、もう2008年頃には全部の音源をデジタル購入してて、2015年頃にはサブスク全移行してるので、CDを買うという概念がない。ただ、すこし前に、性格も顔も可愛いけれど、暴力的にお金と権力を持っている女の子の家の引っ越しの手伝いをした時に、中学生の頃から使ってそうなボロいCDラジカセがリビングに鎮座していて、不思議に思っていたのですが、一気に謎が解けた。彼女はジャニオタだったのだ!あの高級マンションで、子どもの頃から使っているCDラジカセで彼女は毎朝毎晩ジャニーズ聴いていたんだと思うと、泣けてきた。彼女は、ぼくだけでなくあらゆるものを捨てて世界のどこかへ行ってしまったのだった。
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そば屋の行列で並んでいたら、山下達郎の『FOR YOU(1981年の作品)』のTシャツを着たおっさんがいて、「そういえば、このシティポップなイラストを描いてる人って誰なんだろう?」と思って調べたら、鈴木英人という方だった(大瀧詠一さんのアルバムジャケットのイラストは永井博さんという方だ)。「ニューステーション」のオープニングや英語の参考書など、ぼくが子どもの頃は、この鈴木英人さんの作品もしくはそのインスパイアで溢れていた気がする。当時としては時代の先端を行く作品だったんだろうけれども、ぼくはあのシティポップっぽい絵を見ると、すごく懐かしい気分になる。
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甥っ子に、ぼくが使っていた英英辞典『Oxford English Dictionary』のパーパーバック版をプレゼントした。「たぶん今は一語も読めないだろう。だから一生かけて、読めるようになろう」と言って渡した。あと、ぼくは高三の時に学年最下位からトップ3に入るまで勉強したので、勉強のコツを3つ教えてあげた。①分からない言葉や概念を放置しない。自分で辞書で調べるか、人に訊いて理解すること。人に訊かれて教えることは快楽だから、とにかく人に聞くこと。②テスト勉強は過去問や問題集で間違えた箇所だけを3回やる。この勉強方法だけで100%成績は伸びる。③ケーキは切って食べる。あらゆる勉強も仕事もまとめて捉えない。25分でできるくらい細分化して一個ずつ潰していけば、必ずできる。3つまとめて、『どんどん間違えて、失敗しよう(そのぶん成長できる)』とした。ほんとうに、この3つの考え方は大事なのだと、自分にも言い聞かせたい。
映画のことを語る
AmazonPrimeで『ツイスター』が無料公開になっていたので視聴。ちなみに『ツイスター』は、ぼくの好きな映画ベスト3位で、『フォレストガンプ』や『コンタクト』に迫る名画だ(4位以下は気分で変わる)。公開中の『ツイスターズ』とは別作と言えるくらいよい理由は5つある。①まず脚本を原作者のマイケル・クライトンが妻とともに執筆してて、人物描写に深みがある。小さなエピソードやシーンがとてもいい。②監督が数ある名作の撮影監督を経たヤン・デ・ボンであったこと(『スピード』に次ぐ2作目だった)。映像の質感、カットが段違いに美しい。かつ恐らくだけれど、スピル…[全文を見る]
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会社を辞めて起業して5年目。はじめてお盆に休もうと思って、休んだ。ぼくはこの間に二人の祖母を亡くしているけれど、お通夜の時も、葬式の当日もノートPCを持参していた。1日目は、甥っ子2人と妹と一緒に人生初の4DXで『ツイスターズ』を観た。映画の脚本は前作のほうが遥かにいいんだけれど、「2時間ずっとUSJの乗り物に乗ってる感じ」というレビューがあるように、まるで4DXのために作られたような映画でした。2日目は、遠くに住んでいる友人が泊まりに来たので、7年ぶりに日本一旨い焼肉を食べに行った。炎天下の中、1時間も待ったけれど、1人1800円で日本一旨い焼肉をお腹いっぱい食べた。休みに入ってからも、HP、MP1状態だったけれども、そこそこ回復してきたので、明日から仕事に戻ります!
地震のことを語る
色々調べていたら、Amazonで50000mAhのモバイルバッテリーが3000円くらいで売っていたので、2セット買っておいた。単三電池も48本で1500円、単四も20本で800円くらいで売っていたので一緒に購入。色んな考え方があるけれど、ぼくの住んでいる場所は2018年に大阪・京都で被害が大きかった台風(平成30年台風21号)の時に10日くらい電気が復旧しなかったので、同じくらいの期間、孤立、停電・通信不能が起きても大丈夫にすることを目安にした。仕事のBCPについても、あまり考えてこなかったけれども、この際に今年の仕事だけでもクラウド上へのデータバックアップを取っておこうと思った。
日常のことを語る
新しい車を買ってから、コーティングをかけているのもあるけれど、週に一、二回手で車を洗うようになった。営業車として使用しているのもあるけれど、すこしでも窓ガラスに埃がついているのが嫌なのだ。かくして21時くらいに家に戻ってきてから、車をピカピカに洗って磨いた。ぼくは人生で一度も車を手で磨いたことがない人だったけれども、頭を空っぽにするにはちょうどいい時間なのだ(なので、思いついた時に洗うのだ)。
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借りてるオフィスからの帰り道にアラートが鳴って、ニュースを観て、大変だなと思った。とは言っても、何があっても、われわれは地面にへばりついてしか生きられないんだよなあと思った。人間がどれだけ頑張っても、自然には勝てないんだよなあ、とあらためて痛感させられる。また、これだけ化石燃料による地球沸騰化が顕著になっていると、人間が住める地球環境の維持と消費エネルギーの両立は難しくて、原子力発電の推進がもっと検討されてもいいんだけれど、日本は自然災害、海外は防衛やテロ対策の観点から難しいんだなあと再度痛感させられる。ぼく的には膨大なエネル…[全文を見る]
日常のことを語る
たぶん探せばあるナタと工具箱、食料品以外の災害用品は買い揃えた。使用していないバックパックには絶対にいるものを入れて、大型の車載プラケースには電気類や空気式マットやトイレ関係、米・乾麺・調味料などの食料品を整理していれておこう。ずっとやるやる詐欺でやらないので、日曜日に徹底してやります。
地震のことを語る
日曜日に「ん?なんだ?」って感じで、投稿していたのだけれど、「南海トラフ巨大地震注意報」なるものをテレビで観ることになるとは!なんか日本はつねに超巨大地震の危機とともにある国なんだなあと思う。落ち着いて、いろいろ備えよう。
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Googleのトップに「南海トラフ巨大地震」というキーワードが出ていて、Yahoo!ニュースに転載された「現代ビジネス」の記事がきっかけなんだろうけれど、過去10年で6回目くらいの検索量(GoogleTrendsの予測値)かつ四国や宮崎県の人が多く見ていて、他人事じゃないなと思った。ぼくは水と食料にはまず困らない山に住んでいるんだけれど、懸念点は自宅倒壊と道路寸断による孤立状態かなと思う。とは言え、死ななければ、一番困るのはトイレと電気と調味料だなと思った。というわけで、浄水ボトル、小さいシャベルとナタ、排泄物の処理材と袋、長時間持つ薄いフラットLEDラン…[全文を見る]
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普段めったに邦画は観ないんだけれど、『雨あがる』(2000年公開作品)をチラリと観たら、話がよすぎて一気に観てしまった。「いったい誰がこんな黒澤明っぽい映画をつくったんだろう?」と調べたら、黒澤明の未完の脚本を、28年間助手を務めていた方が完成させて、映画化したものだった。さらに『博士の愛した数式』『蜩ノ記』『散り椿』など、自分がいいなあと思った最近の邦画はだいたいこの人の作品で、黒澤明イズムの継承を感じた。そして、その作品に感銘を受けた人たちによって、またいい映画ができていくんだろうと思ったら、ちょっとワクワクしました。
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1年ぶりに東京へ。商談を終えて、会社の社長からランチに誘われたのだけれど、鬼のように食べるのが早かった。ぼくは長く経営者のもとで働いていたのだけれど、「ご飯をゆっくり食べるヤツは営業ができない!君は営業に向いていない!営業マンでなくてよかったね!」とバカにされ続けていたことを思い出した。そりゃ社長にメチャクチャ気を遣って、いろいろ話をしていたら、食べるのは遅くなって当然だろう!絶対にオレは負けないぞ!と途中で黙って、爆速でご飯を食べた。こんなバカみたいな話が世の中にはまだ沢山あるのだ。食後のコーヒーを飲みながら、「ぼくら就職氷河期世代は、社会に出て以来、ずっと散々な目にあっているので、バブル世代の人たちの価値観や趣味に反発を持っているんですよ」と、ポロりと本音を漏らしてしまったのは内緒だ。
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コーヒーセットと小さなストーブだけ持って、近くの川へ行った。暑かったので、短パンのまま川にドボンとつかって、クールダウンした。冷たく澄んだ湧き水を汲んできて、ガスストーブでお湯を沸かしてドリップコーヒーをつくる。1週間に1度だけでも、こうやって自然の中に身をおいてボンヤリする時間は大切だなと感じた。こういうものがいつも近くにあるのに、ぼくは日々、いったい何に追われて、何をしてるんだろうなと思う。
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万年筆のカートリッジが切れたので、久しぶりに田舎町の本屋さんへ行った。この田舎町の本屋さんは、学校や会社への事務用品の販売が強く、大型書店が潰れるご時世でも何とか持っているのだった。一方で、書棚をみると、「文化の灯火を守ろう」という気概が伝わってきた。そんな感じで、OALDなども大型書店で見たら、こういう町の本屋さんで注文するのがいいなと思った。本もAmazonで買うのはしばらくやめようと思った。何でもオンラインで済ませるのは貧しいし、こと心や文化を伝えるのにはアナログまたはリアルのほうがこの時代は強いのではないかと感じるところがあった。あと新潮社が「夏の100冊キャンペーン」をやっていたり、中高生向けの読書課題本が並んでいたりして、いいなと思った。2、3000円あれば、心豊かになれる場所が身近にあるのだった。こういう場所はなくしてはいけないのだ。