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のことを語る

この本、レタスクラブのネット記事で試読したんだんだけど、すごくよさそう。

asin:4040645170
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親自身が今までまともに性教育を受けてないからこどもにも伝えられない、ということを大前提にしていて、まず親が、性教育イコールセックスの話ではない、自分がまず「性」とは何かについて無知である自覚を持ち学ばなければいけないよ、というとこから始まってる。しかもすごくとっつきやすいエッセイマンガのていで。
具体的にはプライベートパーツについてからかなあと思ってたら、やっぱりそこから。たとえ親だろうがプライベートパーツを見たり触れたりしてはいけないのはなぜか、についての説明が明確でよかった。↓は、その部分。
https://www.lettuceclub.net/news/article/223478/
どのあたりまで続けて紹介記事が載るのかわからないけど、既にちょっと続きが読みたい。

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のことを語る

ここ数年の映画やテレビドラマや紅白やでの、「過去パフォーマンスの再現」というより「死せるアーティストを復活させる」話を見聞きしてると、コニー・ウィリスの『リメイク』を思い出す。ストーリーはいつものとおりですぐ思い出すことができない(笑)んだけど、そういうことが押し進んだ映画業界の物語だった。
もっぺん読みたい。

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読了のことを語る

『物語を忘れた外国語』黒田龍之助(新潮社)

isbn:4103517212
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語学学習というと会話や検定、実用文に偏りがちだけれども、その国の物語を原文・翻訳にこだわらず、読む・観ることだって重要だし、何よりそのほうが楽しいじゃないか! というエッセイ。初めて気づいたけど、ほぼ同世代なのね。
言語学者視点からの読みの楽しさも含めた文学ガイドとしても読めて、読みたい本(小説)がいっぱい増えた。
以前からこの人の文章読みやすいなあと思ってたら、中学時代からの星新一のファンだそうで、なるほど、納得。わかるわかる。
それにしても、チェコ語で星新一なんて出てるのね。イタリア語でも出てるのか探してしまった(笑) ついでに横溝正史のほうも(笑)
とりあえず『ビーチャの学校生活』(てタイトルだった、わたしの読んだのは)の新訳お願いします。

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のことを語る

やーナポリの物語の続きを借りてきてるのだけど、最初からずーっと疑問なのが、「彼」のどこがそんなに彼女たちをひきつけてるのか、ということで。ずーっと一貫して誉め称えられてるんだけど、わたし一向に魅力を感じなくて。
唯一ほかの男よりましなことは、女にも男にも力ずくの暴力をふるわないだろうとこ。でも、こいつ、すんごい自分の父親を軽蔑して嫌悪してるけど、いずれその父親そっくりの男になるだろうとわたしは思うんだよね。もしくはそれ以下。
今んところ、ダイバダッタみたい。

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読了のことを語る

『新しい名字 ナポリの物語2』エレナ・フェッランテ(著) 飯田亮介(訳) 早川書房

isbn:4152097639
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読みながら非常にいらいらと嫌な気分にされ、しばしば中断したのは、延々と続く、十代特有の狭苦しい視界での恋愛話、と、ろくでもない厚顔無恥な男どものせいだと思ってたのだけど、むろんそれだけではなかった。
後半にいくにしたがってはっきりしていくのだけど、彼女(たち)の言動や考え方の底に潜んでいる、文化資本と教養に対する抜きようのないコンプレックス、それはわたしも同様に抱えてしばしば足をとられているものだ。まるで自分の、ものに…[全文を見る]

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読了のことを語る
isbn:404103647X
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『英国一家、インドで危機一髪』マイケル・ブース(著)寺西のぶ子(訳)角川書店

日本食べまくり旅行から一年半後、マイケルはミドルエイジ・クライシスに陥り、以前から傾向があったアルコール(&食物)依存に拍車がかかっていた。本人よりも先に危機に気づいた妻リスンは、ある日マイケルに告げる。「もう無理よ。みんなでインドに行きましょう」
いつもの、リサーチを兼ねた食と文化の体験旅行(インド料理は大好物!)のつもりで出掛けたマイケルだった、が……、
インドはスピリチュアルのメッカなのだった!

つーことで、神経症とアルコ…[全文を見る]

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のことを語る

今、『ナポリの物語2 新しい名字』を読んでいる。

isbn:4152097639
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前作の『ナポリの物語 リラとわたし』を読んでるとき、なぜか唐突に、昔読んだ『屋根裏部屋の花たち』を思い出してしまった。物語の要素として似てる部分はまったくないと思うのだけど、自分がこの本に対峙するときの態度というか心持ちというのか、それがあれに対するそれとすごく似てる気がする。
60を過ぎて唐突に姿をくらました、幼馴染みで親友の女と自分との相剋の記憶と記録、みたいな話なのだけど、もしかしたら、彼女のナルシズムを指摘する主人公の語りそのものがまたナルシスティックであること、あたりが似てると感じてるのかもしれない。まあ今読んでるとこまだティーンエージャーだからかもしれないけど。

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/読了のことを語る

『英国一家、日本をおかわり』マイケル・ブース(著)寺西のぶ子(訳) 角川書店

isbn:4041038901
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アニメになる前に『英国一家、日本を食べる』『英国一家、ますます日本を食べる』を読んでたので、あのアニメ(正月の特別編まで全部見た←)についてのあれこれ言及にはにやにやした。
たぶん前作は、本来は一冊の本を、日本版では食べ歩き中心のパートと、より食文化論に近いルポルタージュパートの二冊にわけて出版したんだろうと思う。この本は『ますます』の方に近い。食文化の体験と考察。あいかわらず笑わせてくれる体験記だけど、今回は辛口の(真っ当な…[全文を見る]

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のことを語る

エレナ・フェッランテの『リラとわたし ナポリの物語1』読んだ。

isbn:4152096985
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1は、1950年ナポリの場末の町そのもののについてと、そこに生まれ育った少女二人の60年に及ぶ繋がり、の、最初の10年くらいの物語なんだけど、身につまされるほど理解できておもしろかった。
地方の田舎の、どん詰まりの何歩か手前みたいな貧しい町の、貧しい家庭の、お勉強がすごくよくできる「女の子」であるのがどんなことかどんなふうか、というのがすごいちゃんと書かれてる。しかも2パターン。
先生の家庭訪問のエピソードは、母を思い出してしまった。母もそ…[全文を見る]

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のことを語る

コバルト文庫で一番思い出に残ってるのは、と聞くと、それこそ人それぞれなのだろうけど、わたしは、小説じゃなくて留学記になる。カリフォルニアへの、女子高生の。
おもしろくて新鮮で、知らないことばかりで、まだアメリカに憧れもあったから、一年間の親への手紙をまとめたそれを、わくわくしながら読んだ。あんまりおもしろかったから、同趣向のオーストラリアだかニュージーランドだかの留学記も手にとってみたぐらいだ(なぜそっちは最後まで読まなかったかというと、冒頭、最初のホストファミリーにメイド扱いされた話が出てきてめげたから)。
自分で買った本だった…[全文を見る]

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/ハイクのことを語る

ここでバレット・ジャーナルという言葉を知って、ググってちょっと記事を読んでみてなんとなく思い出したのは、

isbn:4901491768
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のことだった。
具体的な時期・期間を忘れちゃったけど、この、一冊にしちゃうのわりと長期にやってたことがあって、けっこう具合がよかった(ふたつを合体できるんじゃない?と思ったら、案の定、合体させてやってる人がいた)。
で、ハイクってこれだったんだな、わたしにとって、とさっき気づいた。一元化。なんでも放り込んじゃうのはうまくない、人もいるんだろうけど、わたしには、合ってたんだな。それが。

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読了のことを語る

「屍人荘の殺人」今村昌弘

isbn:4488025552
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ようやっと図書館リクエスト本の順番が回ってきた。新聞書評読んでリクエストかけたのいつだったろうか。
これ映画化されるのすごいわかる。だって素直に、映像で見たいもの。単なる謎解きや派手なとこだけじゃなくて、登場人物たちの屈託とかも、落とさずちゃんと映像化してくれるといいなあ。
とてもおもしろかったです。

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/マンガのことを語る
isbn:4309276954
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『総特集 坂田靖子 ふしぎの国のマンガ描き』河出書房新社

ものすごい充実した、作家生活40周年記念本。わたしの場合、こういうのってけっこうさらっと眺めてざらっと読んで終了のことが多いのだけど、これはけっこうな読みでがあった。
ご本人へのインタビューもたっぷり、対談もがっつり(萩尾望都)、寄稿、論考、仕事年表、年譜、作品リスト、資料再録、中学時代に始めた肉筆回覧誌や萩尾望都へのファンレターの写真、などなど、充実した資料集。
わたし坂田靖子は好きで、わりと無条件で買う部類のマンガ家さんなんだけど、この人…[全文を見る]

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読了のことを語る

『猟師になりたい』北尾トロ

isbn:4784072446
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このまえ農文協の書店に行った時の流れで知った本。なんか古本屋関係で著者の名前は知ってたけど読んだことがなくて、そのうっすらとしたイメージとこの本のタイトルが解離(笑)してたので、借りてみた。
わたしの周囲にも著者同様、猟師さんは居ないので、知らなかったことばかりでおもしろかった。この本の中では著者はまだ初の獲物はお預け状態になってるのも含めて。世の中にはペーパードライバーならぬペーパー猟師がけっこういらっしゃるのね。そんで、車よりもある意味いろいろ「重い」ので、そのまま…[全文を見る]

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読了/自家製のことを語る

『4つのパターンから学ぶ ワンランク上のバッグ教室』バッグアーティストスクール レプレ

isbn:4883936325
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布の袋ものの本のつもりで借りたら、基本、革だった(笑) 布と作り方がかなり違うので、その考え方というか手順の発想の違いがおもしろかった。特に、しつけがわりの両面テープの使い方。
以前ビニコのバッグを作るときに、両面テープやマステをしつけや印がわりに使ったのだが、テープ上を縫ってしまうとミシン針に糊がつき、そのあと糸が針に絡んでかなりやっかいなことになる。縫ってる途中で針が動かなくなって、最悪、針が折れる。そこさ…[全文を見る]

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読了/プランター菜園のことを語る

『農薬に頼らずつくる虫といっしょに家庭菜園』小川幸夫(著)腰本文子(取材・文) 家の光協会

isbn:4259565826
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わたしは虫が好きでなくて触れないので、どうしても必要な時は割りばし使うタイプ。人からいただいたり自分で購入した農薬(簡易スプレーのと顆粒のとか)もあるのだけど、年に一回使うか使わないか。
理由は、益虫にまで死なれたくないから。受粉作業とか自分でやるのは難しいし、G対策にアシダカグモとか来てほしいし。
ということで、この手のは時々読む。

第2章「僕の虫とのつきあい方」が考え方の参考になる。特にアリやカマキリ、ハチ(…[全文を見る]

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/読みたいのことを語る

『イタリア史10講』北村暁夫(岩波新書)

isbn:4004317665
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近代以降に重点を置いてるってところに興味が。

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読了/嘘の木のことを語る

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いわゆるリケジョと父親との相克とか軋轢とかそういうのが、映画の『パディントン』とかも思い出させるものがあるなと思ったりとか。
ていうか、ビクトリア時代だからリケジョなどというカテゴリーはない。ていうかそういう存在自体ないことになっている。さらに「ていうか」、そもそも女子は勉学など必要なし、むしろしない方がいいことになっている。その意味で主人公の少女は相当のマイノリティ。
彼女の積年の望みは「学校に行くこと」。それと、「自分の真に興味あるもの(彼女の場合は博物学)について遠慮なく誰かと言葉を交わしあうこと」。マイノリティの中のマイノリティである(と自己認識している)彼女にとって、それは夢に等しい。
後者については、あとで書くかもだけど、ある種のことについて自分がしばしばプレッシャーを感じる原因と通じるなあとちょっとわかった気がした。

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読了/嘘の木のことを語る

『嘘の木』フランシス・ハーディング(著) 児玉敦子(訳) 東京創元社

isbn:4488010733
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これはもう絶対ジブリでアニメ化すべき。マーニーとかの感じで。

実はつい最近テレビのコーナーで、小中学生対象の世界レベルのプログラムコンテストに参加している女子中学生を紹介してるのを見たんだけど、彼女の部屋にこの本があったの。机の上の、数冊しか並んでない(たぶん特に選ばれてる)本の、その中の一冊。
そんときは、あら同じ本読んでるなあ、と思ったくらいだったんだけど、読み終わって、なんかすごく納得した。
オーシャンズ8の「犯罪者を夢見る8…[全文を見る]

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のことを語る

『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』キャスリーン・フリン

isbn:4877713646
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この本のタイトルうろ覚えで、今、isbnを探そうとしたときに使ったキーワードが、結局「ダメ女」。
ハイクでも書いたのだけど、この本いい本なのだけど、このタイトルのまさにこの「ダメ女」という部分が好きでないの。本の趣旨とあってないと思うし、言葉としても好きでない。
でも確かにインパクトはあるんだよな。「奇跡の料理教室」より。
やな気分。

追記 ちなみに、ハイクで書いた読了後の感想は、いっとくさんにインポートしてもらってる。https://pulpdust.org/i/entry.php?id=117356 

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